永守重信(日本電産会長)の年収や資産は?経歴や経営のまとめ

永守重信さんは日本電産株式会社の創業者であり、現在も『代表取締役会長兼最高経営責任者』として経営を担っています。
日本電産を一代で兆円企業まで築き上げた、永守重信さんの年収や資産など気になりますよね。
今回は“永守重信(日本電産会長)の年収や資産は?経歴や経営のまとめ”についてお届けします
目次
永守重信(日本電産会長)の年収や資産は?
[産経]日本電産・永守会長 32億円の市民会館を新築し寄贈 出身地の京都・向日市へ https://t.co/Svy8tvY3qf 日本電産の永守重信会長(73)は27日、出身地の京都府向日市に個人資産で市民会館を新築し、市に寄付すると発表した。建設費は約32億円を想定している。市によると、新設の「永守… pic.twitter.com/XXLO3BI18J
— ニュース速報(一般紙系) (@FastNewsJP_) August 27, 2018
日本電産は、2021年度の売上高は約1兆9000億円、純利益が約1350億円の兆円企業です。
2030年度には売上高10兆円を目指しており、2025年度には売上高4兆円達成を目指しています。
こんな大企業の創業者であり、最高経営責任者である永守重信さんの資産や年収を調べてみました。
純資産 | 54億ドル(5950億円) | 日本6位、世界490位 |
配当含む報酬総額 | 33億1800万円 | 上場企業役員ランキング5位 |
年収としては33億ですが、役員報酬としては1億300万円でその大半が配当収入でした。
東証一部上場企業の社長報酬の平均は5500万円程なので、平均よりは倍近くもらっているようです。
さすがに年間売上が兆円超えすると報酬の金額も違いますね。
永守 重信(日本電産会長)の経歴は?
永守 重信(日本電産会長)ご本人はどのような方なのでしょうか?
プロフィールと経歴からご紹介しますね。
プロフィール
名前 | 永守 重信(ながもり しげのぶ) |
生年月日 | 1944年8月28日 |
出身地 | 京都府 |
経歴
- 1963年3月 京都市立洛陽工業高等学校卒業
- 1967年3月 職業訓練大学校(現在の職業能力開発総合大学校)電気科を首席の学業成績で卒業
- 音響機器制作会社ティアックに就職後、同社子会社である山科精器取締役の経歴を経て
- 1973年7月 ティアックの持ち株を元に、28歳で日本電産を創業 社長を含めて3人での創業であった。
- 2014年6月 ソフトバンクグループ社外取締役に就任
- 2014年10月 日本電産代表取締役兼最高経営責任者(CEO)に就任
- 2014年1月 日本経済新聞社が実施した「平成の名経営者ランキング」において第1位となる。
- 2014年11月17日に発刊された『日経ビジネス』誌において、発表された「社長が選ぶベスト社長」ランキングにおいて第1位を獲得。
- 2014年12月 永守財団を設立
- 2017年9月30日 ソフトバンクグループ社外取締役を退任
- 2018年3月 京都学園大学(現・京都先端科学大学)理事長に就任。
- 2018年8月 郷里の向日市へ市民会館を新築して寄付することを表明。名称は「永守重信市民会館」 工費は約32億円
28歳という若さで会社を創業し、売上高1兆5000億円の企業にまで成長させるなんて、すごいですね。
また理事長に就任した大学に、個人資産から約100億円寄付したほか、年間10億円の追加負担をしているそうです。
大学改革の夢として「世界の大学ランキングで2025年には関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)を、30年には京都大学を抜く」。と言っています。
ということは、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」の20年版ランキングで100位以内に入った日本の大学は、東京大学(36位)と京大(65位)だけなので、そこに割って入ろうとしているのです。
永守 重信(日本電産会長)の経営は?
【新着記事】「倍働けば必ず結果が出る、日本電産・永守重信の原点」 連載「ビジネス界の巨匠が説く経営成功の方程式」、第二回は経営の再建王・永守重信の方程式を紹介します https://t.co/PRq2M8UJuo pic.twitter.com/hoReuev0WL
— Bizコンパス (@Biz_Compass) February 3, 2016
永守重信さんはどのような経営をされてきたのでしょうか。
永守3大経営手法
- 井戸掘り経営
- 家計簿経営
- 千切り経営
順番に説明していきますね。
1.井戸掘り経営
地球上の大抵の場所で土を掘れば水が出て、井戸になる。ただし、次々にくみ上げないと新しい水は出てこない。
経営の改革・改善のためのアイデアも同じ。
常にくみ上げ続けるから、出てくる。これだけのアイデアを出したから、もう終わりということはない。くみ上げ続けるのが大事ということだ。
2.家計簿経営
家計簿経営というのは、家庭の主婦がやっているのと同じことだ。収入に見合う生活をするということである。
不景気になって夫の給料が減れば、晩酌でビールを2本飲んでいたのを1本にして支出を減らす。
でも、子供の教育や家を持つといった将来の備え、資産形成などは頑張る。
経費を収入の範囲に収めながら、投資にも目を配る。そういうやりくり経営のことだ。
3.千切り経営
何か問題が起きたら、それを小さく切り刻めということ。
難しそうに思えるものでも、小さく切り刻んで対処していけば、問題解決の糸口は見つかるというものだ。
極端に言うと、大きな機械を運ぼうとしても、そのままじゃだめだけど、ばらばらにしたら運べる。
この手法で、経営を回復させた例があります。
日本電産は2003年10月に三協精機製作所(現・日本電産サンキョー)を買収しました。
この期、三協は約300億円の最終赤字でした、翌2005年3月期は一気に151億円の最終黒字へV字回復させています。
この間何をやったかというと、経費を節減したことと仕入れコストを下げただけだそうです。
その他
「情熱、熱意、執念」・「知的ハードワーキング」・「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」の三つを経営哲学としている。
また、日本電産創業時に「同族会社にしない」「下請けはやらない」「世界に君臨する企業を目指す」という経営理念を掲げており、それを実践している。
インタビューなどでは「仕事が一番楽しい」と答え、1日16時間(余暇と睡眠で合計8時間のみ)、年間365日、元日の午前を除いて働くという。
これは「他人の2倍働いて成功しないことはない、倍働け」「絶対に楽してもうけたらあかん」といった、母親からの教えによる。
しかしM&Aで傘下に収めるなどした海外企業での見聞を通じて、生産性を重視する方向へ考え方を変え、2016年には将来の残業ゼロを目指すことを宣言した。
まとめ
“永守重信(日本電産会長)の年収や資産は?経歴や経営のまとめ”についてお届けしました。
「平成の名経営者ランキング」の第1位や、「社長が選ぶベスト社長」ランキング第1位と世の中や経営者からも一目置かれる存在の永守重信氏。
年収や資産はもちろんすごいですが、経営に関しても哲学・理念を実践されていて勉強になる部分も多いと感じました。
今後の動向にも注目ですね!
本日は、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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